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2006年度 Vol.2 (2007年2月現在) 禁無断転載
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大豆需給のポイント-オムニコ-   過去の動きから学ぶ大豆相場-オムニコ-
 
粗糖需給のポイント Market analysis from supply and demand
 2006年の粗糖相場は、エタノール需要の拡大を背景に5万円の大台を突破しました。その後は、世界供給の過剰感など粗糖市場独自のファンダメンタルズ要因から下落。まさに、往って来い相場を形成しました。現在は、世界的な生産量の増加や、消費国における需要拡大など強弱材料が拮抗する状況が続いており、今後の動向が注目されます。
 
砂糖生産は上方修正へ
オムニコ 世界の粗糖生産シェアは、上位から順にブラジル、EU(欧州連合)、インド、中国、米国となっています。中でも、ブラジルの生産高は世界全体の約20%を占めており、同国での天候や生産状況が世界市場に与える影響は年々大きくなっています。
  ドイツの調査会社F・O・リヒト社によれば、2006−07年度の世界砂糖生産高見通しは、従来予想の1億5760万トンから上方修正され、1億6060万トンとなる見込みです。これは、2005−06年度の1億4720万トンを9.1%上回る供給量です。世界全体でサトウキビにとって理想的な天候条件となり、過去最高の豊作年となったのです。
 
エタノール需要拡大に伴う波及効果
オムニコ 砂糖の主産地ブラジルでは、サトウキビがエタノール原料として利用されています。近年は、米国を中心にガソリンの代替燃料としてエタノールの需要が拡大しています。それに伴い、粗糖相場は原油市場との相関性が強まっており、相場をみる上でも重要な要素となっています。
  米国では、ブッシュ大統領が1月の一般教書演説の中で、エタノールの増産方針を表明し、2017年には再生可能燃料及び代替燃料の普及目標を350億ガロン(1ガロン=約3.8リットル)としています。今後は、エタノール市場の拡大に伴うサトウキビ市場への波及効果は必須で、その動向が注視されます。 
 
世界消費は拡大傾向に
オムニコISO(国際砂糖機関)によれば、世界全体の砂糖消費量は年間2%の割合で拡大しています。2005−06年度の世界消費量は1億5000万トンと予想されています。1人当たりの砂糖消費量では、上位から順にブラジル、オーストラリア、ヨーロッパ、タイとなっており、世界の総生産量の約70%は生産国で消費されています。また、今後はアフリカ諸国が潜在的な消費市場の可能性を持つとされており、世界消費量も拡大の一途を辿ることが予想されましょう。
 
最近の動きから学ぶ粗糖相場 Technical analysis of recent market trends
2005年以降の粗糖相場の特徴
2005年: 8月以降、原油高を背景としたエタノール需要の増加観測から、投機資金が砂糖市場に流入。NY砂糖期近価格は約25年ぶりの高値を達成
2006年: 年初に5万円1870円の上場来最高値を更新するも、世界的な需給緩和を背景に価格は下落基調に
2007年: 世界供給の過剰感と需要拡大要因が拮抗し、東京は3万円台前半での揉み合い地合いが続く
 
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●甘しゃ糖とてん菜糖
甘しゃ(さとうきび)を圧搾して取り出した糖汁を煮詰めて結晶化させたのが粗糖。不純物をかなり含むため、精糖工場で精製しなければ口にすることはできない。精糖工場では粗糖を遠心分離機にかけて結晶と蜜に分けたり、その結晶から不純物を取り除くなどいくつもの過程を経て砂糖が作られる。一方、同じく砂糖の原料となるものにてん菜(ビート)がある。一般的に甘しゃ糖は粗糖を生産する場所と精製工場が異なるが、てん菜糖の場合はほとんどが生産地で精製の工程まで行われるため、粗糖は作られない。なお、蜜を遠心分離機で振り分け砂糖の結晶だけを取り出したものを分蜜糖、蜜を煮詰めて固めたものを含蜜糖という。
 
10セント付近では実需の買い控え
 国際指標となっているNY期近は、2006年10月以降、11セント付近でのレンジ相場が続いています。近年は、エネルギー銘柄としての位置づけを確立しており、原油相場の影響を受けやすくなっています。そのため、ヘッジファンドや投機筋によるマネーの流れや、他のコモディティ市場の動向にも注意が必要です。
  動意薄のNY期近ですが、10セント付近では実需買いの動きが強く、底堅さは確認されています。従って、今後下値を探る局面では同水準がサポートラインとして意識される可能性が高いでしょう。
 
3万円台のボックス圏離脱なるか
 東京粗糖は2005〜2006年にかけて、5万円の大台を突破しながらも往って来いの様相を呈しました。しかし、06年9月以降は3万2000〜4000円で動意の薄い揉み合いが続いています。
  上値が重く下値も固い地合いは、今後も続く可能性が高いといえます。ただし、上下の抵抗が強力であるだけに、仮にこのボックス圏を離脱した場合は、上下ともに大きく弾む公算が大きいです。上方に離れた場合、上値目標は昨年7月の高値4万5000円。逆に下放れた場合は、2005年5月の安値2万3000円付近とみることができます。
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